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精子の質 改善ラボ - 不妊治療を受ける方への新提案 〜 精子の質に着目する「DFI検査」のご案内

あなたの精子は
健康ですか?

不妊治療を受ける方への新提案

精子の質に着目する
「DFI検査」のご案内

DFI検査とは

DNA Fragmentation Index

従来の精液検査では充分に反映できない、「精子の質」に影響する精子DNAの断片化を測定する検査です。これといった原因がないのになかなか妊娠しないカップルに対して、このDFI検査を受けることをご提案します。

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DFI検査とは イメージ画像
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こんなお悩みはありませんか?

1

不妊の原因が不明

不妊検査の結果、男性側にも女性側にも特に問題がないのに妊娠に至らないケースは少なくありません。「原因がない=妊娠できる」とは限らず、現在行われている検査では判明しない原因が隠れている可能性もあります。妊娠のプロセスは複雑で、検査でわかることは限られています。

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2

なかなか妊娠しない

タイミング法、人工授精、体外受精、顕微授精……いろいろ治療したけれど妊娠に至らず、この先どうすればいいかわからない。女性側は子宮内膜の検査など、新しい検査が増えていますが、男性側は精液検査のみ。しかし、元気な精子が十分にあっても、妊娠を継続できる機能を備えているかどうかは、一般的な精液検査ではわかりません。

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3

女性の年齢が35歳以上

女性は年齢が高くなるほど妊娠しにくくなりますが、そこには精子の状態も影響します。DNAが損傷した精子の場合、受精して分割する過程で、卵子が精子のマイナス面を補って妊娠を維持することができます。しかし、女性が高年齢になると精子のマイナス面を補う力が衰えて、妊娠を継続できないケースもあります。

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「不妊の原因の約半分は男性に」
は本当?

男女での不妊原因の割合 48%は男性が関与

不妊というと女性に原因があると思われがちですが、男性側に原因があって妊娠しないケースは約半分もあり、原因がわからない場合も少なくありません。

このWHO(世界保健機関)のデータは1995年発表で、現在とは少し状況が違うかもしれません。特に日本においては、女性の加齢が妊娠しにくさに影響していると考えられます。

また、男性不妊のほとんどは精液検査の結果から判断され、原因の多くは造精機能障害とされてきました。これまで「精子の質」については重要視されておらず、そのための検査もほとんどされてきませんでした。

しかし、これからは「卵子の質」と同じように「精子の質」も注目すべきでしょう。

これからの不妊治療は
「精子の数」よりも
「精子の質」の時代へ

精子のイメージ画像

精液検査の結果は悪くないのに治療を繰り返しても妊娠しないという場合、多くは女性の「卵子の質」が問われがちです。

卵子は生まれたときから数が決まっていて、加齢により老化します。妊娠を左右する「卵子の質」は年齢とともに低下していくのです。

一方、男性の精子は毎日作られます。現在行われている精液検査では、判別できるのは精子の数や形、運動率などで、これまで「精子の質」は問われてきませんでした。

さらに詳しく精子の検査ができれば、妊娠を妨げる要因に近づける可能性があります。そして、精子の質を回復させるための対策も考えられます。

高度な生殖補助医療であるART治療※1、とりわけ体外受精・顕微授精が主流になっている現在、精子の数はさほど問題にはなっていません。「精子の質」に着目すべきといえるでしょう。

※1 ARTとは体外受精や顕微授精などの高度生殖補助医療のこと

そこで、妊活カップルに
提案する検査が
「高度精子機能検査
(DFI検査)」です

精子のDNA断片化率を測定する

DFI検査(DNA fragmentation index)

DFI検査結果イメージ

精子のDNAに傷がつくことを「精子DNAの断片化」といいます。その割合を測定する方法はいくつかあり、DFI検査は精子の核の中にある精子クロマチンやDNAの損傷などを調べる方法を用いています。海外では同様の方法で検査が行われています。

原因不明の男性不妊と診断された男性やART治療を繰り返しても妊娠に至らない、もしくは流産を繰り返すカップルの男性に推奨する検査です。

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DFI検査結果イメージ

監修

獨協医科大学埼玉医療センター
獨協医科大学医学部特任教授

岡田 弘 先生